2015.07.18~20
沖縄に支援と連帯の大行動を- 2015年7月20日(日)カヌチャベイホテル大宴会場②
戦後70年 ストップ辺野古新基地建設!うたごえのつどい
神戸市役所センター合唱団
ー「軍隊は国民を守らない」 同じ時代を生きた2人の女性の言葉ー 昨日同様、朝から曇り空の不安定な空模様のなか、「戦後70年 ストップ辺野古新基地建設!うたごえのつどい」の会場、カヌチャベイホテルへ。ここは大浦湾を望む広い敷地を持つリゾート型のホテルで、新基地が建設されれば、頭上をオスプレイが飛行し、存続は困難になるでしょう。 地元の方たちがどれくらい来てくださるだろう・・・そんな不安は開演の頃には、すっかり吹き飛び、座席を大急ぎで追加することに。約200名の方が私たちの思いを受け取り、集まってくださいました。 オープニングは輪田鼓の迫力ある演奏、ぶちあわせ太鼓のコミカルな演出に会場からは笑いと拍手が・・・その後、地元汀間地区の伝統芸能「祝い節」、大阪のうたごえ・全国のうたごえの皆さんの「タンポポ」、NPT再検討会議うたごえ代表団有志の「We Shall Overcome」他、そして沖縄のクリスタルコールうるまと山田健さんの演奏「平和の願い」「えんどうの花」。続いて、玉城愛さん(名桜大学3年生、島ぐるみ会議名護の共同代表のひとり)、松田藤子さん(二見以北住民の会会長)からの特別発言がありました。玉城さんは「基地があたりまえの風景として育ってきた。しかし、高校生のときに本土へ行き、それがあたりまえでないことに気づいた。私たちが動かなければならない。再び沖縄に戦争を持ちこまないために、戦争体験者の声を直接聞いて、次の世代に伝えていきたい」と力強く訴えました。 池辺晋一郎氏指揮による混声合唱組曲「初恋物語」から「奪われし初恋」、合唱「アメイジング・グレイス」がうたごえの参加者100名で演奏された後、

稲峰名護市長、糸数慶子参議院議員、池辺氏による「核も基地もない平和の花咲く沖縄に」と題して、スペシャル鼎談が行われました。それぞれの立場から、辺野古新基地の問題、「戦争法案」、安倍政権の問題などが語られました。池辺氏の「平和は安穏とあるものではなく、守る努力が必要だ」という発言が、今を生きる私たちへのメッセージとして心に刻まれました。 そして、つどいの締めくくりは「沖縄を返せ」を全員で手をつなぎ、スクラムを組んで・・・ともに声を合わせてうたうことで「新基地建設ストップ」、そして平和への思いを一つにした瞬間であり、胸が熱くなりました。 「つどい」のあと、参加者の交流会が行われ、そのなかに車椅子にすわった文子おばあの姿が・・・そう、あのキャンプシュワブのゲート前でミキサー車の前に立ちはだかった「反戦おばあの代表格」島袋文子さん(85才)です。今、アートヴィレッジで上映中の「戦場ぬ止み」にも登場されています。文子おばあは、沖縄の地上戦で、逃げ込んだ壕の中に手榴弾を投げ込まれ、火炎放射機を浴びせられ、血の泥水を飲んで生き延びてこられました。あまり多くは語られませんでしたが、そのなかでの「軍隊は国民を守らない」という言葉に、私は既に他界した義母を思い出しました。義母は満蒙開拓団として行った満州で終戦を迎え、やっとの思いで引き上げてきました。
ー「軍隊は国民を守らない」 同じ時代を生きた2人の女性の言葉ー 昨日同様、朝から曇り空の不安定な空模様のなか、「戦後70年 ストップ辺野古新基地建設!うたごえのつどい」の会場、カヌチャベイホテルへ。ここは大浦湾を望む広い敷地を持つリゾート型のホテルで、新基地が建設されれば、頭上をオスプレイが飛行し、存続は困難になるでしょう。 地元の方たちがどれくらい来てくださるだろう・・・そんな不安は開演の頃には、すっかり吹き飛び、座席を大急ぎで追加することに。約200名の方が私たちの思いを受け取り、集まってくださいました。 オープニングは輪田鼓の迫力ある演奏、ぶちあわせ太鼓のコミカルな演出に会場からは笑いと拍手が・・・その後、地元汀間地区の伝統芸能「祝い節」、大阪のうたごえ・全国のうたごえの皆さんの「タンポポ」、NPT再検討会議うたごえ代表団有志の「We Shall Overcome」他、そして沖縄のクリスタルコールうるまと山田健さんの演奏「平和の願い」「えんどうの花」。続いて、玉城愛さん(名桜大学3年生、島ぐるみ会議名護の共同代表のひとり)、松田藤子さん(二見以北住民の会会長)からの特別発言がありました。玉城さんは「基地があたりまえの風景として育ってきた。しかし、高校生のときに本土へ行き、それがあたりまえでないことに気づいた。私たちが動かなければならない。再び沖縄に戦争を持ちこまないために、戦争体験者の声を直接聞いて、次の世代に伝えていきたい」と力強く訴えました。 池辺晋一郎氏指揮による混声合唱組曲「初恋物語」から「奪われし初恋」、合唱「アメイジング・グレイス」がうたごえの参加者100名で演奏された後、

稲峰名護市長、糸数慶子参議院議員、池辺氏による「核も基地もない平和の花咲く沖縄に」と題して、スペシャル鼎談が行われました。それぞれの立場から、辺野古新基地の問題、「戦争法案」、安倍政権の問題などが語られました。池辺氏の「平和は安穏とあるものではなく、守る努力が必要だ」という発言が、今を生きる私たちへのメッセージとして心に刻まれました。 そして、つどいの締めくくりは「沖縄を返せ」を全員で手をつなぎ、スクラムを組んで・・・ともに声を合わせてうたうことで「新基地建設ストップ」、そして平和への思いを一つにした瞬間であり、胸が熱くなりました。 「つどい」のあと、参加者の交流会が行われ、そのなかに車椅子にすわった文子おばあの姿が・・・そう、あのキャンプシュワブのゲート前でミキサー車の前に立ちはだかった「反戦おばあの代表格」島袋文子さん(85才)です。今、アートヴィレッジで上映中の「戦場ぬ止み」にも登場されています。文子おばあは、沖縄の地上戦で、逃げ込んだ壕の中に手榴弾を投げ込まれ、火炎放射機を浴びせられ、血の泥水を飲んで生き延びてこられました。あまり多くは語られませんでしたが、そのなかでの「軍隊は国民を守らない」という言葉に、私は既に他界した義母を思い出しました。義母は満蒙開拓団として行った満州で終戦を迎え、やっとの思いで引き上げてきました。